今の時代、みどりの窓口で並んで購入するのはあまり賢い購入方法ではありません。ネット予約や早割商品を利用して格安で新幹線を利用することができます。

新幹線のお得な予約方法、購入方法を解説していきましょう。

 

新幹線のネット予約は簡単・便利・安い!窓口に並ぶのは非効率

EXアプリ

新幹線の指定席特急券やグリーン券は、乗車する列車が始発駅を発車する日の1ヵ月前の10時から全国のJRの駅や旅行センター、主な旅行会社の窓口で一斉に発売されます。

新幹線のきっぷを買うときあなたはどうしますか?駅に向かう派ですか?

JRの駅の窓口や券売機で購入できるのは、運賃表や料金表に表示された正規の料金ですが、インターネット予約を利用すれば、東海道・山陽新幹線の割引特急券を手に入れることができます。

また、ネット予約では、駅の窓口での特急券・乗車券の受取りが不要なチケットレスサービスが基本で、スムーズに改札を通ることができます。

わざわざ窓口で並ばずに、スマホ一つでいつでもどこでも新幹線の予約のできるですから、利用しない手はありません。

 

新幹線のインターネット予約サービスって何?

東京~博多間の新幹線の予約ができるインターネット予約サービスには、大きく分類すると「スマートEX」「エクスプレス予約」の2種類があります。どちらも会員制ネット予約サービスです。

スマートEX

スマートEX

「スマートEX」は無料です。

あらかじめ会員登録(クレジットカード登録)さえしておけば、新幹線のチケットを購入するために毎回みどりの窓口、券売機に並ぶ必要がありません。

また、スマートEXは手持ちの交通系ICカードを登録して利用することが可能です。全国相互利用対象の10種類の交通系ICカードを利用することができます。

登録可能な交通系ICカード:
Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCA

スマートEXの交通系ICカード

交通系ICカードの登録は任意です。登録しなければチケットレス乗車ができないだけで、駅できっぷを発券して新幹線に乗車することになります。

スマートEXについて詳しくはこちらでまとめています。
関連ページ:スマートEXの使い方、メリット、往復割引、料金比較を詳しく解説

エクスプレス予約(EX予約)

エクスプレス予約(EX予約)

「エクスプレス予約」は有料、年会費があります。

年会費:1,100円(税込)

有料会員サービスなので割引率は高いです。新幹線をよく利用するにおすすめです。

会員になるとこのような専用のEX-ICカードが配布されます。

EX-ICカード

EX予約専用ICカードは、エクスプレス予約を利用するための新幹線乗車専用ICカードです。カードには氏名、ID番号などが記載されていて、このICカードを改札でかざして新幹線乗車します。

「エクスプレス予約」についてはこちらで詳しくまとめています。
関連ページ:エクスプレス予約(EX予約)はお得?割引料金・アプリの使い方等を詳しく解説

 

新幹線のネット予約はどれくらいお得か?

ネット予約を使うと具体的にいくらお得かを確認しておきましょう。

スマートEXで予約なら200円割引

スマートEXで新幹線を予約すると、通常料金から200円割引になります。

通常料金
(のぞみ)
スマートEX
東京-名古屋 11,300円 11,100円
東京-新大阪 14,720円 14,520円
新大阪-広島 10,630円 10,430円
新大阪-博多 15,600円 15,400円

エクスプレス予約なら約1割引

エクスプレス予約で新幹線を予約すると、通常料金から約1割引になります。

通常料金
(のぞみ)
EX予約サービス
東京-名古屋 11,300円 10,310円
東京-新大阪 14,720円 13,620円
新大阪-広島 10,630円 9,320円
新大阪-博多 15,600円 13,490円

 

新幹線予約はスマホアプリで簡単!変更も自由(何度でも無料)

スマートEX、エクスプレス予約いずれもPC、スマホからいつでもどこでも予約できるのが魅力で、指定席の場合はシートマップで好きな座席を選ぶことができます。

スマホアプリ(EXアプリ)を使うと超便利です。

アプリの使い方、予約の仕方

簡単にアプリを使った予約方法を解説しておきます。

あらかじめ登録をすましておいて、「EXアプリ」をインストールします。

Androidアプリ:EXアプリ
iPhoneアプリ:EXアプリ

ログイン&日時設定

指紋認証などを設定しておけば、アプリを立ち上げてすぐに予約画面に入れます。

EXアプリ使い方

列車検索

希望の日時、人数等の条件を入力すると、候補となる新幹線の一覧がズラッとできてきます。こだま・ひかりだけの表示にすることもできます。

EXアプリ使い方

新幹線の便指定

希望の便を選ぶと、グリーン車/普通指定席・自由席/早特などの選択可能な予約方法が全てでてきます。

EXアプリ使い方

新幹線の座席指定&支払い

座席もアプリ上で好きな場所を選べます。窓口では細かい指定はしづらいので、これは便利ですね。じっくりと自分の好きな座席を選べます。

EXアプリ使い方

座席の指定が終わったら支払いOKボタンを押して予約完了です。登録しているクレジットカードから自動決済されます。

どうですか?簡単でしょう?

発売開始日は乗車日の1ヵ月前の10時からですが、列車発車時刻の4分前まで予約することができます。さらに発売開始日(乗車日1ヵ月前)の7日前から予約できる「事前申込サービス」も利用できます。

予約変更もかんたん、自由自在

駅の窓口で購入した通常の指定席特急券の場合、予約の変更は駅の窓口で1回限りすることができます。もちろん、駅の窓口に足を運ばなければいけません。

一方、「スマートEX」や「エクスプレス予約」でネットから予約した場合は、発車直前(4分前)まで何度でも無料で変更ができます。

払い戻し手数料も一律320円

通常のきっぷを前日や当日に払い戻す場合は、指定席特急料金の30パーセント+乗車券220円のキャンセル料がかかりますが、「スマートEX」「エクスプレス予約」ならいつでも320円のみとなります。

 

ネット予約のさらなる魅力「早特商品」

EX早特商品・早割チケット

「スマートEX」「エクスプレス予約」には、早めの予約でさらにおトクに利用できる「早特商品」が設定されています。早特商品は全部で6種類。

早特なので予約期限や設定区間に制限がありますが、料金はとにかく安いです。条件がマッチしたときの格安具合は強烈です。

 

新幹線「こだま」利用ならもっとお得にできる!

新幹線「こだま」を利用するなら、たくさんの「格安こだま旅行商品」があります。これらをうまく使うと、通常のきっぷの半額になることもあります。

山陽新幹線(新大阪ー博多)なら「バリ得こだま」

例えば、山陽新幹線の「こだま」に乗車する場合、日本旅行が発売する「バリ得こだま」を利用するのがおトクです。

主要区間の料金は以下の通り。

  • 博多 ー 新大阪:7,600円
  • 博多 ー 広島 :5,900円
  • 新大阪 ー 岡山:4,500円

例えば、通常、新大阪ー博多の新幹線料金は片道15,600円(のぞみ)ですが、「バリ得こだま」はその半額以下です。

「バリ得こだま・ひかり」の主な特長は以下の通り。

  • 新大阪ー岡山ー広島ー博多の新幹線こだま・ひかりが格安
  • 上り・下りともに利用可
  • 一人利用可
  • 直前まで購入可能(3〜5日前)
  • ひかり・こだま乗車
  • こどもは約半額
  • 200円分お買い物クーポン付き
  • グリーン車も+500円で乗車可

乗車区間や乗車列車の変更不可など利用上の制約がありますが、ネット予約で直前まで購入できるのが魅力です。格安で使いやすく人気があります。

バリ得こだまに関して詳しくはこちらでまとめています。
関連ページ:【格安4,500円〜】「バリ得こだま」で新幹線(博多・広島・岡山・大阪)が安くなる

東海道新幹線(新大阪ー博多)なら「ぷらっとこだま」

東海道新幹線にも同様に、こだまの格安商品「ぷらっとこだま」が販売されています。

バリ得こだまに関して詳しくはこちらでまとめています。
関連ページ:ぷらっとこだまの料金・往復 割引・比較・予約方法まとめ

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