「スマートEX」ってよく聞くけど本当に便利でお得なの?と思っている人も多いかと思います。

ここでは、スマートEXの割引価格やアプリの使い方はもちろん、他の新幹線チケットとの料金比較まで詳しく解説していきます。

 

スマートEXって何?年会費がいるの?

スマートEX

「スマートEX」は東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービスです。

スマートEXは無料

スマホやパソコンを使っていつでもどこでも、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の自由席・指定席を予約でき、何度でも無料で予約の変更ができます。

同じJRの会員サービス「エクスプレス予約」とは違い、スマートEXは無料です。

あらかじめ会員登録(クレジットカード登録)さえしておけば、新幹線のチケットを購入するために毎回みどりの窓口、券売機に並ぶ必要がありません。

「エクスプレス予約」についてはこちらで詳しくまとめています。
関連ページ:エクスプレス予約(EX予約)はお得?割引料金・アプリの使い方等を詳しく解説

交通系ICカードで改札へ

スマートEXは、手持ちの交通系ICカードを登録して利用することが可能です。全国相互利用対象の10種類の交通系ICカードを利用することができます。

登録可能な交通系ICカード:
Kitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCA

スマートEXの交通系ICカード

交通系ICカードの登録は任意です。登録しなければチケットレス乗車ができないだけで、駅できっぷを発券して新幹線に乗車することになります。

 

スマートEXを使うと得する人

スマートEXは、こんな人が利用するとメリットが大きいです。

  1. 普段よく窓口・券売機できっぷを買っている人
  2. 格安チケット・割引を利用しない人
  3. 早割チケットで安く新幹線に乗車したい

年会費は無料なので、損することはありません。とりあえず登録しておけば便利です。

 

スマートEXのメリット・デメリット

スマートEXのメリット・デメリットをまとめておきます。

スマートEXのメリット

スマートEXのメリットは多いです。

  • チケットレス
  • 駅で並んできっぷ購入する必要がない
  • 発車直前(4分前)まで予約できる
  • 変更・キャンセルが楽
  • 何度でも無料で変更できる
  • 新幹線料金がちょっと割引
  • 早割利用ならさらに安く
  • 予約の事前申込ができる
    ※発売開始日の7日前の5時30分から

やはり、チケットレスと新幹線料金が安くなるのが最大のメリットでしょう。

スマートEXのデメリット

逆にデメリットもあります。

  • クレジットカードを登録しなくてはいけない
  • 新幹線の乗り継ぎ割引が使えない
  • 東京~博多間以外に設定がない
  • 山陽新幹線は早特商品が少ない
  • 二人以上で利用するときは発券する必要がある

エクスプレス予約とスマートEXの比較

スマートEXのメリットをみても少し物足りないなと感じる人は、有料のエクスプレス予約を利用しても良いかもしれません。

エクスプレス予約とスマートEXをじっくり比較した上で検討してもいいでしょう。

両サービスの比較は以下にまとめています。
関連ページ:便利?お得?スマートEXとエクスプレス予約(EX予約)の違いを詳しく比較・解説

 

アプリが便利!スマートEXの使い方

EXアプリ

スマートEXを利用するなら、スマホアプリ(EXアプリ)を使いましょう。超便利です。

EXアプリの使い方

あらかじめ登録をすましておいて、EXアプリをインストールします。

Androidアプリ:EXアプリ
iPhoneアプリ:EXアプリ

ログイン&日時設定

指紋認証などを設定しておけば、アプリを立ち上げてすぐに予約画面に入れます。

EXアプリ使い方

列車検索

希望の日時を入れれば、候補となる新幹線の一覧がズラッと表示されます。こだま・ひかりだけの表示にすることもできます。

EXアプリ使い方

新幹線の便指定

希望の便を選ぶと、グリーン車/普通指定席・自由席/早特などの選択可能な予約方法が全てでてきます。希望の早特商品が出てこない場合などは、入力した条件を見直してください。(二人以上や土日限定の商品もあります。)

EXアプリ使い方

新幹線の座席指定&支払い

座席もアプリ上で好きな場所を選べます。窓口では細かい指定はしづらいので、これは便利ですね。じっくりと自分の好きな座席を選べます。

EXアプリ使い方

座席の指定が終わったら支払いOKボタンを押して予約完了です。登録しているクレジットカードから自動決済されます。

変更も簡単。同じ要領で手軽にできます。何度変更しても無料です。

 

スマートEXで利用できる商品

スマートEXサービス

「スマートEXサービス」はスマートEXの最も基本的な商品です。

「スマートEXサービス」は、乗車日当日まで予約でき、新幹線の指定席が200円おトクになる予約方法です。東海道・山陽新幹線の全区間、終日の全列車が予約可能で、繁忙期も予約・乗車できます。指定席・自由席・グリーン車に乗ることができます。

スマートEXサービスのポイント

  • 年末年始・GW等含め、年間を通じて200円割引
    ※自由席は割引になりません。
  • 当日、列車発車時刻の4分前まで予約可能
  • 予約の変更は列車発車まで何度でも手数料無料
  • 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
通常料金
(のぞみ)
スマートEX
サービス
東京-名古屋 11,300円 11,100円
東京-新大阪 14,720円 14,520円
新大阪-広島 10,630円 10,430円
新大阪-博多 15,600円 15,400円

スマートEXサービス(往復割引)

片道の営業キロが600キロを超える区間の往復行程をスマートEXサービスから一括購入することで、往復割引が適用されます。

スマートEXサービス(往復割引)のポイント

  • 年末年始・GW等含め、年間を通じて往復400円割引
  • 乗車日・列車・設備の変更が可能
  • 予約の変更は列車発車まで何度でも手数料無料
  • 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
通常の往復割引
(のぞみ)
スマートEXサービス
(往復割引)
東京-広島 36,500円 36,100円
東京-博多 43,960円 43,560円
新大阪-博多 29,240円 28,840円

 

【早割】スマートEXで利用できる早特商品

スマートEXには早特商品もあります。早特商品は全部で6種類。

早特なので予約期限や設定区間に制限がありますが、料金はとにかく安いです。

EX早特

「EX早特」は、3日前までの予約で長距離区間の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車を早割料金で利用できます。平日と土休日の料金が異なり、休日料金はさらにおトクになるので、遠方の旅行にピッタリな商品です。

ただし、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EX早特のポイント

  • 3日前までの予約可
  • 土休日はさらに割引(こども料金もあり)
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
  • 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
通常料金
(のぞみ)
EX早特
東京-広島 19,440円 16,190円(平日)
15,790円(土休日)
東京-博多 23,390円 17,720円(平日)
17,310円(土休日)
新大阪-博多 15,600円 12,000円(平日)
11,200円(土休日)

EX早特21

「EX早特21」は、21日(3週間)前までの予約で、早朝・日中の「のぞみ」を最も格安で利用できます。旅行や結婚式など、前から予定が決まっているときにおすすめです。

ただし、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EX早特21のポイント

  • 21日前までの予約で格安
  • 朝6時台、昼11~15時台の「のぞみ」普通車指定席が利用可能
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
  • 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
通常料金
(のぞみ)
EX早特21
東京-名古屋 11,300円 8,920円
東京-新大阪 14,720円 11,200円
名古屋-博多 18,890円 13,240円
EX早特21の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:新幹線の格安早割チケット「EX早特21」の料金・予約方法・往復割引

EXグリーン早特

「EXグリーン早特」は「EX早特」のグリーン車バージョンです。3日前までの予約で、早朝の「のぞみ」と終日の「ひかり」のグリーン車がおトクに利用できます。グリーン車で快適に過ごしたい方におすすめです。

ただし、設定区間は東京・横浜ー名古屋・京都・大阪・神戸に限られ、山陽新幹線は設定がありません。また、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EXグリーン早特のポイント

  • 3日前までの予約可
  • 早朝の「のぞみ」と終日の「ひかり」のグリーン車が対象
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
  • 同伴者の料金も割引(同時に6名まで)
通常料金
(のぞみ)
EXグリーン早特
東京-名古屋 14,960円 12,050円
東京-京都 19,040円 14,120円
東京-新大阪 19,590円 14,670円
EXグリーン早特の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:「EXグリーン早特」でのぞみ・ひかりのグリーン車が格安!(料金・予約・購入・使い方まとめ)

EXのぞみファミリー早特

「EXのぞみファミリー早特」は「EX早特」のファミリー利用(2人以上)バージョンです。家族でなくても大丈夫です。

「EXのぞみファミリー早特」は、3日前までの予約で、土休日の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車をおトクに利用できます。2名以上が条件で、こども用の設定もあるので、週末の家族旅行などにおすすめです。1人での利用はできません。

ただし、設定区間は東京・新横浜発着に限られ、山陽新幹線は設定がありません。また、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EXのぞみファミリー早特のポイント

  • 3日前までの予約可
  • 2名以上で利用可
  • 土休日の「のぞみ」普通車指定席とグリーン車が対象
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
通常料金
(のぞみ)
EXのぞみ
ファミリー早特
東京-名古屋 11,300円 9,950円
東京-京都 14,170円 12,020円
東京-新大阪 14,720円 12,570円
EXのぞみファミリー早特の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:「EXのぞみファミリー早特」の料金・予約・購入・使い方まとめ

EXこだまグリーン早特

「EXこだまグリーン早特」は、3日前までの予約で「こだま」グリーン車をお手頃な料金で利用できます。おトクにかつグリーン車で快適に過ごしたい方におすすめです。

ただし、設定区間は東海道新幹線に限られ、山陽新幹線は設定がありません。また、子供料金の設定はなく、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EXこだまグリーン早特

  • 3日前までの予約可
  • 「こだま」のグリーン車が対象
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
通常料金
(こだま)
EXこだま
グリーン早特
東京-名古屋 14,750円 9,170円
東京-京都 18,720円 11,200円
東京-新大阪 19,270円 11,410円
EXこだまグリーン早特の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:「EXこだまグリーン早特」でこだまグリーン車が格安!料金・予約・購入・使い方まとめ

EXこだまファミリー早特

「EXこだまファミリー早特」は、3日前までの予約で「こだま」普通車指定席とグリーン車をEX商品で最もおトクに利用できます。2名以上でご利用でき、こども用の設定もあるので、家族・友人と一緒におトクに旅行したい方におすすめです。

ただし、設定区間は東海道新幹線に限られ、山陽新幹線は設定がありません。また、子供料金の設定はなく、繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。設定除外日はエクスプレス予約より多いです。

EXこだまファミリー早特のポイント

  • 3日前までの予約可
  • 2名以上で利用可
  • 「こだま」普通車指定席とグリーン車が対象
  • 他の商品等に手数料無料で変更可能(差額は必要)
通常料金
(こだま)
EXこだま
ファミリー早特
東京-名古屋 11,090円 8,050円
東京-京都 13,850円 9,980円
東京-新大阪 14,400円 10,080円
EXこだまファミリー早特の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:「EXこだまファミリー早特」は新幹線の最安値?料金・予約・購入・使い方まとめ

 

スマートEXを使わない方が良いケース

スマートEXは便利なのは間違いないですが、使わない方が良い場合もあります。

特に、以下のようなケースは、スマートEXに加入するかよく検討した方が良いでしょう。

こだまの格安きっぷで十分な場合

「いつも、こだま(ひかり)の格安チケットで新幹線乗っている」という人はスマートEXは不要です。

例えば、山陽新幹線なら「バリ得こだま・ひかり」があり、料金ははるかに格安です。料金面だけならスマートEXやスマートEXの早特チケットを選ぶ必要が全くありません。東海道新幹線にも「ぷらっとこだま」などがあります。

新大阪ー博多 片道 往復
スマートEX 15,400円 29,040円
EX早特 11,200円 22,400円
バリ得こだま 7,600円 15,200円

宿泊する場合

旅行・出張などで宿泊する場合は、新幹線パックを利用した方がいいです。

新幹線チケットと宿がセットで大幅割安料金になります。スマートEXはあくまで新幹線料金のみが安くなるだけなので、トータルのコストでみると新幹線パックの方が断然安くなります。

新大阪ー博多 片道 往復
スマートEX 15,400円 29,040円
EX早特 11,200円 22,400円
新幹線パック 18,000円〜
※1泊料金込み

在来線の特急に乗り継ぐ場合

スマートEXを利用すると乗り継ぎ割引が適用されません。実はこれが大きな注意点かもしれません。

新幹線から在来線の特急に乗り継ぐ場合、乗り継ぎ割引で特急料金が半額になりますが、スマートEXで新幹線を予約してしまうと、新幹線駅区間は割引料金で得するけれど在来線区間で損をするという事態になり得ます。

スマートEXの割引はたったの200円割引なので、ほとんどのケースで乗り継ぎ割引を利用した方が得することになります。一度、自分が利用する区間の乗車料金を比較してみるといいでしょう。

乗継割引の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:【新幹線の乗継割引】特急料金が半額に!乗り継ぎ割引のお得な使い方

障害者割引・学割を使う場合

障害者割引や学割を使うと乗車券が割引になります。

エクスプレス予約では、特急券が割引になる「e特急券」と障害者割引・学割を組み合わせることで両方の割引を併用可能でしたが、スマートEXではe特急券が利用できません。スマートEXは割引がたった200円ですので、障害者割引・学割が使える人はスマートEXを使うメリットは皆無です。

スマートEXの早特商品を利用するなら区間によっては、障害者割引や学割よりお得になる可能性はありますが、上述の乗り継ぎ割引なども絡むと、やはりスマートEXのメリットはより小さくなります。

学割の詳細はこちらでまとめています。
関連ページ:【新幹線の学割】学割のお得な使い方と学割よりお得なチケット

自由席しか利用しない場合

普段から新幹線は自由席しか利用しないという人は、スマートEXは不要です。

スマートEXで自由席を予約しても料金は割引になりません。

 

スマートEXはどれくらい安い?料金を比較!

最後に、スマートEX(とくに早特商品)と他の格安チケットとの料金比較をみておきましょう。

スマートEXより安い新幹線チケットはたくさんある!

結論からいうと、スマートEX自体は料金面でメリットは大きくありません。

スマートEXの早特商品である「EX早特」や「EX早特21」は確かに割安ですが、下記のような旅行商品には完全に負けます。

  • こだまの格安チケット
  • 新幹線パック
  • 日帰り新幹線ツアー

博多ー大阪の新幹線料金比較

一例として、博多ー大阪の新幹線料金を比較して見ましょう。下にいくほど料金は安くなります。

新大阪駅ー博多駅 片道 往復
のぞみ・みずほ 15,600円 29,240円
スマートEX
(のぞみ・みずほ)
15,400円 29,040円
さくら・ひかり・こだま 15,280円 28,600円
スマートEX
(さくら・ひかり・こだま)
15,080円 28,400円
自由席
スマートEX(自由席)
14,750円 27,540円
回数券
(金券ショップ)
13,520円 27,040円
eきっぷ、e特急券 13,490円 25,020円
EX予約 13,490円 24,620円
新幹線福岡・
大阪割引きっぷ
13,470円 ※販売終了
EX早特 11,200円 22,400円
スーパー早特きっぷ 10,480円 20,960円
新幹線パック 18,000円〜
こだまスーパー
早特きっぷ
8,660円 17,320円
バリ得こだま
7,600円 15,200円
バリ得こだまセール
※販売終了
6,900円 13,700円

ご覧の通り、「スマートEX」や「EX早特」より「バリ得こだま」や「新幹線パック」の方が料金は安いですね。しかも「新幹線パック」は1泊のホテル代込みなので、実質最安は「新幹線パック」です。