山陽新幹線の「新幹線 直前割きっぷ」の延長が発表されました。
- 現在 :2021年3月30日~6月26日
- 延長後 :2021年6月29日~11月27日
- 再延長後:2022年12月3日~2022年2月26日
直前割きっぷは、JR西が販売するチケットとしては確かに安いですが、週末しか使えないのが最大のデメリットです。また、e5489会員になるのが面倒というのもあります。
コスト面においても区間によっては、「トクトクこだま」などの格安チケットの方が安いケースもあります。
\料金・予約はこちら/
トクトクこだまひかり
ここでは、直前割きっぷの特長と他のチケットの比較をしていきます。
「山陽新幹線 直前割きっぷ」についてはこちらでまとめています。
関連ページ:「新幹線 直前割きっぷ」発売!でももっと安いきっぷあるよ
目次(好きなところから読める!)
3日前〜前日まで直前予約で格安!「新幹線 直前割きっぷ」の特長
「新幹線 直前割きっぷ」の特長・メリットは下記の通り。
- JR西日本ネット予約「e5489」のみで発売
※駅の「みどりの窓口」では発売なし - ご利用日の3日前~前日まで発売
- 金・土・日・祝日の料金が割引
- 列車限定/席数限定(こだま号と一部のひかり号の普通車指定席利用)
- 1名から利用可能
- 変更不可
「新幹線 直前割きっぷ」は設定区間が多いので、格安チケットではカバーされていない区間では、有効活用できるシーンがありそうです。
こだま・ひかり限定「新幹線 直前割きっぷ」の詳細
「新幹線 直前割きっぷ」は、山陽新幹線のこだま・ひかり号(一部を除く)を、乗車日の3日前から前日までに予約すると、指定席が通常の半額程度で購入可能です。
- 利用期間:2021年7月2日~2021年11月28日の金・土・日・祝日と11/4・22
- 販売期間:2021年6月29日~11月27日
- 対象列車:こだま(全車自由席の列車を除く)、ひかり
「新幹線 直前割きっぷ」の料金
主要区間の料金は下記の通り。
区間 | 料金 |
---|---|
新大阪 ⇔ 岡山 | 3,900円 |
新大阪 ⇔ 徳山 | 7,500円 |
新大阪 ⇔ 博多 | 8,400円 |
新神戸 ⇔ 福山 | 4,900円 |
新神戸 ⇔ 広島 | 6,100円 |
新神戸 ⇔ 新山口 | 7,400円 |
大阪、神戸、岡山、広島、博多などの主要都市の駅だけでなく、徳山や福山、姫路駅発着の場合も割引価格が適用されます。
各区間の料金詳細はこちらを参考にしてください。
関連ページ:新幹線 直前割きっぷ
「新幹線 直前割きっぷ」を利用できる駅、できない駅
● 利用できる駅
新大阪、新神戸、姫路、岡山、福山、広島、徳山、新山口、小倉、博多
※上記全駅間で利用できる訳ではありません。
● 利用できない駅
西明石、相生、新倉敷、新尾道、三原、東広島、新岩国、厚狭、新下関
「新幹線 直前割きっぷ」か格安チケットか?
「新幹線 直前割きっぷ」は一見お得そうなきっぷですが、区間によっては他の格安チケットの方が安い場合があります。
まずは「バリ得こだま」を検討!
山陽新幹線の格安チケットなら、まずは「バリ得こだま」をチェックしてください。
バリ得こだまは、山陽新幹線のほとんどの主要区間をカバーしています。
- 大阪・神戸〜福岡(博多・小倉)はこちら。
- 大阪・神戸〜広島・岡山はこちら。
- 広島・岡山〜福岡(博多・小倉)はこちら。
直前割と比べても、博多ー新大阪なら料金は同等、博多ー姫路などはバリ得こだまの方が安いです。また、バリ得こだまはコンビニギフト特典があるので、それも含めると多くの場合で直前割よりお得です。
また、直前割と違って山陽新幹線のほとんどの駅で利用できる、直前でなくても予約できる、という利点があります。(直前予約だと座席がなかったり、希望の座席が空いてない場合が多いです。)
「バリ得こだま」についてはこちらでまとめています。
関連ページ:【格安4,300円〜】「バリ得こだま」で新幹線(博多・広島・岡山・大阪)が安くなる
宿泊ありなら「新幹線パック」
宿泊ありの新幹線旅行なら、どの区間でも「新幹線パック」が最安です。
「直前割きっぷ」や「バリ得こだま」などの新幹線チケット単体の格安商品より、トータルの旅行代金がはるかに格安になります。
直前割きっぷは週末以外は使えない
大前提ですが、「新幹線 直前割きっぷ」は週末と祝日限定です。平日は利用できません。
一方、バリ得こだまなどの格安チケットはいつでも利用可能です。
「新幹線 直前割きっぷ」の方がお得な場合もある
上述の通り、山陽新幹線の主要区間では「バリ得こだま」の方がお得ですが、「新幹線 直前割きっぷ」の方が最安になるケースもあります。
各区間の料金詳細はこちらを参考にしてください。
関連ページ:新幹線 直前割きっぷ
「新幹線 直前割きっぷ」と格安チケットの料金比較
例えば、直前割きっぷは、新大阪〜姫路8,200円、新大阪〜博多は8,400円。
JRが販売するチケットとしては最安ですが、格安チケットと比べると最安ではありません。他の格安チケットと料金を比べてみましょう。
旅行代理店各社から山陽新幹線の格安チケットが販売されています。
- トクトクこだまひかり(JTB)
- こだまひかりでGOGO(JTB)
- きままにこだま(近畿日本ツーリスト)
- まる得こだま・ひかり(阪急交通社)
- バリ得こだま・ひかり(日本旅行)
- こだまスーパー早特きっぷ(JR西日本e5489)
各チケットの料金(新大阪ー姫路)は以下の通り。
料金 (新大阪ー博多) |
予約期日 | |
---|---|---|
トクトクこだま | 8,300円 | 前日 |
バリ得こだま | 8,600円 | 前日 |
こだまひかりでGOGO ※販売終了 |
8,600円 | 5日前 |
きままにこだま | 8,800円 | 8日前 |
まるとくこだま | 8,850円 | 8日前 |
こだまスーパー早特きっぷ | 8,660円 | 14日前 |
ご覧の通り、料金はJTBの「とくとくこだま」が最安です。
さらに予約期日も前日までOKなので、直前割きっぷと条件は同じです。料金は400円安いです。
\料金・予約はこちら/
トクトクこだまひかり
直前割きっぷの予約方法(e5489)
直前割きっぷはJR西日本のネット予約(e5489)専用です。
みどり窓口では販売していませんので要注意です。
e5489について詳しくはこちらでまとめています。
関連ページ:e5489徹底解説!e5489で買える割引きっぷリスト(新幹線きっぷ、早割チケット等)
e5489の使い方&直前割きっぷの予約方法
初めての方にとっては、直前割きっぷの予約・購入はやや面倒です。
e5489を利用するには、まず、J-WESTネット会員登録が必要です。
e5489にログインして、直前割きっぷを選択し、日時・区間・人数等を入力します。簡単な流れは以下の通りです。
- 「e5489」サイトにアクセス
- J-WESTネット会員としてログイン(登録必須)
- 直前割きっぷを検索する
- 条件入力
- 経路・設備・きっぷ選択
- 人数・座席・乗車券選択
- 最終確認
- 予約・申込終了
きっぷの受け取り
e5489はチケットレスサービスではないので(一部除く)、予約した直前割きっぷを発券する必要があります。
予約したきっぷの受取りは 下記の場所で行えます。
- 「5489サービス」の表示のあるJR西日本の駅の「券売機・受取機」「みどりの窓口」
- JR九州の主な駅の「券売機・受取機」「みどりの窓口」
受取りには、決済時に利用したクレジットカード、予約番号(「券売機」「受取機」で受け取る場合はこれらに加え、決済時に登録している電話番号下4桁)が必要です。
発券後は改札を通り列車に乗車します。
直前割きっぷの変更、払い戻し、学割、レンタカー、その他
直前割きっぷは「e5489」で予約したこだま・ひかり号の普通車指定席に限り利用できます。
購入後は一切変更ができません。
途中下車
途中下車することはできません。途中駅で下車した場合は前途無効となります。
払い戻し
払い戻しは、有効期間開始日前または有効期間内に限り、一定の手数料を差し引いた額が払い戻し対象になります。
使用開始前の変更
予約した列車の変更、利用区間の変更はできません。
きっぷ受け取り前に列車の変更する場合は、いったん払いもどしの上再度予約が必要です。
きっぷ受け取り後の場合は、JR西日本の各駅窓口で手続きします。
乗り遅れた場合
有効期間内は乗車券部分のみ有効となり、特急列車等に乗車する場合は別に特急券等該当する料金券の購入が必要です。
学割との併用
学割との併用はできません。学割がなくても、十分格安です。